あさづめ
20日未明に行われる朝詰は、花輪ばやし最大のみどころです。
華麗な屋台が若者たちの手によって町内をねり歩き、枡形と呼ばれる神輿の控え所に詰める様は、まさに豪華絢爛。途中、他町内を通過する際、町内の代表による「町境の挨拶」が行われます。
枡形で行われる奉納演奏では、それまでの威勢の良いお囃子とは違い、荘厳な雰囲気の伝承曲が奏でられます。躍動的なパレードと趣向が変わり、一転、厳粛な神事となります。
朝詰のスケジュール
8月20日
午前0時 | 組丁をパレードの先頭に組丁の事務所前を出発。 横丁との町境に到着したら、町境の挨拶。 横丁発、新町着、町境の挨拶…というようにパレードが進行します。 |
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午前1時55分 | 稲村橋に全ての町内の屋台が、舟場元町を先頭に、舟場町、新田町、六日町、谷地田町、大町、旭町、新町、横丁、組丁の順に並びます。 |
午前2時10分 | 稲村橋を出発します。いったん稲村橋へ詰めた全町の屋台は、奉納演奏が行われる枡形へ詰めることになります。 各町内の屋台は順次逆行し、六日町角から枡形へ進行します。 |
午前2時55分 | 枡形へ屋台が到着すると、御神輿の前でおはらいと各町内の奉納演奏が行われます。 |
午前4時 | 全町内の奉納演奏が終わると、サンサが行われ、屋台はそれぞれ自町内に向かって帰町となります。 朝詰が終わる頃には午前六時頃。夜もしらじらと明けています。 |
奉納演奏の流れ
- 入場
- おはらい (演奏者は屋台に入ったままで受ける)
- 奉納演奏 (二廻り演奏し、演奏しながら定位置まで進行し休止)
- 各町内定位置まで進行し休憩
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